2014年08月11日

イラクは分裂するのか?反復される問い!



アメリカがイラク北部のイスラム国家に空爆を開始するという。イラクの内情はなかなか安定しない。すこしふるい本だが高橋和夫の『アメリカのイラク戦略』(角川書店 2003年)の第8章などが参考になる。イスラム教スンニ派が3分の一だが北部に集中していて、それ以外にもシーア派でイランとの共通性がある。また北部にクルド人がいる、という。そもそもはオスマン帝国時代は三つの行政区分になっていた。ところが第一次大戦でイギリスがオスマン帝国のイラク南部を制圧し、結果としてその三つを合体してイラクをデッチあげた、という。

イラクという国はできてもイラク国民=イラク人はいなかった。そのなかでイラクの国をまとめてきたのがフセインであったというわけ。イラクについては分裂する力とそうさせない力が拮抗しているという。分裂する力はイラクのなかで上記のような三つの民族・宗族集団に分かれているので、統一国家としては難しいという見方と。分裂と抗争が続くと周辺諸国(トルコ・イランのクルド問題)への影響があり、難民問題など地域が不安定化するため、周囲が調停するのではないか、とするものである。

いずれにせよ、アメリカはパンドラの箱を開けてしまったのである。

◆米大統領、イラクへの限定空爆を承認 緊急声明

【ワシントン=吉野直也】オバマ米大統領は7日夜(日本時間8日午前)、ホワイトハウスで緊急声明を読み上げ、イラク北部で勢力圏を広げるイスラム過激派「イスラム国」への限定的な空爆を承認したと明らかにした。イラク北部で孤立する住民の救援や、米国の利益や国民の生命が危険にさられた場合に実施すると説明した。米軍の地上部隊の再派遣は否定した。

http://mxt.nikkei.com/?4_25830_876334_1


「(オバマ政権は)イスラム主義者や世俗派、そして中庸的な人々などアサド大統領への抗議に立ち上がった人々による信頼できる反体制勢力の構築の支援に失敗した。この失敗が生み出した巨大な空白は、イスラム過激派戦闘員たちによって埋められた」(クリントン氏)







posted by rosta at 16:36| 東京 ☀| Comment(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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